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そろそろ禁煙にチャレンジしようと思い立つ

禁煙のイメージ画像


  • 健康で長生きしたい
  • 毎月タバコ代に2万円使うのはもったいなくいか?

僕を禁煙に踏み出させたというかチャレンジした理由はこの2点です。

3、4年前から、禁煙本を読んでみたり、1日の本数を少しずつ減らしてみたりはしましたが、禁煙には至らず、結局1日30本以上の喫煙本数は変わりませんでした。

ですが、2018年の初夏に、ふと、そういえば禁煙外来ってあったよな、試してみようかなと思ったのです。
かかりつけ医の壁に禁煙外来のポスターが貼ってあって、それを見たのを覚えていたのです。

それほど強い意志ではなく、なんとなく、ちょっと禁煙にチャレンジしてみようか、と思ったのです。

ても、その時は、禁煙外来に行こうと思っているのに、一方では、自分が禁煙に成功するとはイメージできていなくて、多分、禁煙外来に行っても禁煙できなくて終わるのだろうな、というイメージの方が断然大きかったのです。

あ〜、やっぱり禁煙できなかったな〜
と禁煙外来を終えて呟いている自分がセルフイメージとして圧倒的にあったのです。

禁煙している自分が想像できる?
と自問自答すれば、
全然想像できない、
というのが答えでした。

そんな弱気というか、
最初から禁煙に失敗する自分のイメージの方が断然大きい状態で
かかりつけ医に行ってみたのです。

禁煙するぞ!
という一大決心なんて片隅にもなく、


かかりつけ医に禁煙外来で診察を受けるに行く

禁煙外来のイメージ画像


診察室へ入っていくと
かかりつけ医のお医者さんに
「とうとうやる気になったか」
と言われて、
禁煙外来の説明を受けました。

どういう風に禁煙をしていくかとか、
どれくらいの期間をかけて、
その間に何回通院するとか、
費用はどれくらいかかるとか(保険適用されます)、
そんな説明をうけます。

具体的には、
期間は12週間かけます。
その12週間の間はチャンピックスという薬を毎日2回飲みます。朝食後と夕食後です。
通院での受診は初回受診を入れて5回です。
費用は受診料と薬代で2万円前後です。

それと、本気で気燻煙したいのかを聞かれました。
もちろん、本気だと答えます。
禁煙成功する自信はなかったのですが、
禁煙したいという気持ちはあるので本気ですと答えました。


そして、「禁煙治療に関する問診票」に沿って回答を記載していきます。
いつから吸っているかとか
1日に何本吸うとか、
あとニコチン依存度チェックとかもした記憶があります。
(約2年前のことを思い出しながら書いているので記憶が曖昧になっているところもあります)

そのあとに、奥の別室に通されて
『呼気一酸化炭素濃度』の測定をしました。

看護師さんに測定器を渡され
(「ピコプラススモーカーライザー」と言われる測定器)
マウスピースに向かって息を吹き込みます。

出た数値を看護師さんが、
私の禁煙手帳に記入してくれました。

禁煙手帳の呼気一酸化炭素濃度画像

5月28日(月)の32ppmというのが
私の禁煙外来初診の日の呼気一酸化炭素濃度です。

32ppmという値は常習的な喫煙者・ヘビースモーカーと言われる数値です。
ちなみに、非喫煙者は0〜6ppmです。


この後、もう一度、診察室に呼ばれて
禁煙補助薬である『チャンピックス』の説明を受けました。

このチャンピックスを飲めば、
タバコが美味しく感じなくなるということと、
タバコを吸いたくなるという気持ちが抑制されるということなどです。

禁煙補助薬チャンピックスの写真画像


このように、説明を受けたら、
禁煙手帳を渡され、
薬局で禁煙補助薬である『チャンピックス』を受け取り
自宅へ帰って、いよいよ明日から禁煙スタートということになのます。
ちなみに、禁煙開始日をお医者さんと相談して自分で決めることができます。
次の日すぐに始められない人は、2、3日のばしての開始とか。
ただし、あまり先へ伸ばすのはダメらしいです。

禁煙手帳とチャンピックスの写真の写真画像


禁煙手帳記入と私的禁煙日記


僕の場合は、禁煙外来を受診した次の日からさっそく禁煙スタートです。

禁煙を始めた日から約20日目まではメモ的に禁煙日記をつけていたデータがあったので、それを記載してみます。
それと、禁煙手帳の記入したものも写真画像で載せますので、
これから禁煙されたいと思っていらっしゃる方は、なにかしかの参考にしてみてください。

「へー、こんなかんじて禁煙していって成功できたんだぁ」
という感じで見てもらえればと思います。


その前に、
初診で処方されるチャンピックスの写真画像

初診の日には2週間分のチャンピックスが処方されます。
写真画像でもわかるように、
1日目〜3日目までは1日1回飲みます。
食後なら朝昼晩のどの食後でもOKです。

4日目からは朝食後・夕食後の1日2回飲みます。

それと、チャピックスにも禁煙手帳にも書いてありますが、
初めの1週間はタバコを吸ってもかまいません。
8日目から禁煙に入ります。
自然にタバコを吸わなくなった場合は、8日を待たずに禁煙に入ってもOKです。


では、私の私的禁煙日記と禁煙手帳記入写真を記載します。


2020年2月16日
禁煙1週目〜2週目

↓まず、これは、禁煙手帳の中の、記録の記入の仕方の案内ページ
 この記入例を見本に記入していきます。
禁煙手帳内、記録の記入の仕方の案内ページの写真画像


↓これが私の1週目〜2週目の記録
禁煙手帳 1週目〜2週目の記録の写真画像

【禁煙日記】

私は禁煙前、1日に30本〜40本を吸っていました。
吸っていたタバコの銘柄はメビウスの6mでした。

5月29日火曜 初日
朝、薬を飲む。薬を飲んだ後数時間はタバコがあまり美味しくない感じ。
でも、タバコを吸いたい欲求もあり、吸い続ける。
半分くらいまで吸うともういいという感じがするけれど、いつもと同じく2/3のところまで吸う。
結局25本吸う。

5月30日水曜木曜 2日目
今日もタバコが少し美味しくない感じはする。
特に、朝、薬を飲んだ後の午前中は。
でも、タバコを吸いたい気持ちも以前と変わらずある。
結局20本吸う。

5月31日木曜 3日目
朝、薬を飲んだ後、数時間はタバコを吸うと頭の中が熱くなる感じがして
タバコ自体も少し美味しくない感じがする。
でも、タバコを吸いたい気持ちが変わらずある。
結局19本吸う。

6月1日金曜 4日目
どうにか1日20本以内で済ませるようになってきている。
次は15本以内で済ませられるようにしたい。
結局18本吸う。

6月2日土曜 5日目
タバコを吸う間隔が1時間以上空いても大丈夫になってきた。
ただ、食後はやはり吸いたい。
今日は15本まで減らせた!

6月3日日曜 6日目
朝に目覚めで1本、トイレに行って帰ってから1本、
朝ご飯を食べて1本、洗顔して1本、
この習慣がなかなか改善できない。
この朝のタバコ本数を減らしていきたい。
今日は、外出して、外出先でちょっと吸う本数が増えた。
17本。

6月4日月曜 7日目
残便感があり、排便を促したくて、排便時にタバコを吸う本数が増えた。
14本

6月5日火曜 8日目
朝の目覚め時と食事の後は吸いたくなる。
13本

6月6日水曜 9日目
今日は9本に減らすことができた。
禁煙前の30本から約1/3に減らすことができた。

6月7日木曜 10日目
目覚め時や食事後、コーヒーを飲む時などにまだ吸いたくなる。
でも7本まで減らすことができた。

6月8日金曜 11日目
食事後などの喫煙も3口・4口吸えば終われるようになった。
7本まで減らすことができた。

6月9日土曜 12日目
今日、寝起きでのときに、はじめて吸いたいという思いがなかつった。
3本まで減らすことが出できた。
ほぼ禁煙できている状態。
がまんすれば吸わなくても過ごせると思う。
ただ、禁煙前に買ってあったタバコの最後の1箱が残っているということもあり、3本吸った。

6月10日日曜 13日目
今日は2本ですんだ。
食後やイライラしたときなどに少し吸いたくなる。
でも、吸わないでいようと思えば吸わないでいられそう。
残っているのでつい吸ってしまうが。

6月11日月曜 14日目
今日は通院の日。
本数が順調に減っていることをほめてもらえた。
その医院では30本以上吸っていた人の成功例が今までにはないとのこと。
では、私が第一号になろう。
今日も2本。

2回目の通院の日に測った呼気一酸化炭素濃度は5ppmに減少!
まだ、1日に数本吸っているのに、非喫煙者の数値となっている0〜6ppm内になった。
通院2回目の呼気一酸化炭素濃度の写真画像


3週目〜4週目のチャンピックスは、このように一般的なパッケージのです。
チャンピックス 3週目〜4週の写真画像


1週目〜2週目に飲んだチャンピックスのパッケージ。
チャンピックス 飲んだ後のパッケージ写真画像
禁煙3週目〜4週目

↓これが私の3週目〜4週目の記録
禁煙手帳 3週目〜4週目の記録の写真画像

【禁煙日記】

6月13日水曜日 16日目
今日で禁煙前に買って残っていたタバコを吸ってしまった。
残りはない。明日から完全禁煙だ。
2本。

6月14日木曜 17日目
今日から完全禁煙だ。
けっこう大丈夫。
でも、以前吸っていたタイミングには吸いたくなる。
0本

6月15日金曜 18日目
便秘気味である。ガスも貯まっているようでお腹が張る。
便がスッキリしないと、タバコを吸って出したくなる。
0本

6月16日土曜 19日目
今日も便秘気味でお腹が張る。
乳酸菌とマグミットを飲んでも出ない。
便秘のためお昼に食欲がなくパン2切れほどしか食べない。
夕食もみそ汁とカリフラワーだけ。
お腹がスッキリしない。
0本

6月17日日曜 20日目
朝に便は少し出たが、
今日もお腹がスッキリしない。
でも昨日ほど苦しくはない。
だけど、頭というか体というか、クラクラする。


禁煙日記は残念ながら、20日目で終わっています(^^;
ほぼ、かわりばえしなくなったということで日記を書くのをやめたのでした。

それと、日記中にある「乳酸菌」と「マグミット」は、以前から便の出が悪くなったときに飲むようとして、同じかかりつけ医で処方して頂いている薬です。
1年に数回程度、便が硬くなって出が悪くなり、腹痛になることがあったので、あらかじめ処方して頂いているのです。


3回目の通院の日に測った呼気一酸化炭素濃度は4ppm
もう吸っていないので、非喫煙者の数値となっている0〜6ppm内におさまっています。

次の通院日は4週間後なので、4週間分のチャンピックスを処方してもらいました。

通院3回目の呼気一酸化炭素濃度の写真画像
禁煙5週目〜6週目

↓これが私の5週目〜6週目の記録
禁煙手帳 5週目〜6週目の記録の写真画像


禁煙7週目〜8週目

↓これが私の7週目〜8週目の記録
禁煙手帳 7週目〜8週目の記録の写真画像

8週目に入って、7月17日・18日・19日と3日連続でくらくらと眩暈がしたので、チャンピックスを飲むのを停止しました。
その前からも、ときどき、眩暈や食欲不振などのちょっと体調が思わしくないことがあったので、チャンピックスの副作用ではないかとも思い、無理して飲むのをやめてみました。

そして、4回目の通院の日に、お医者さんへ相談してみることにしました。

お医者さんと相談で、チャンピックスを飲むのはここでやめようということになりました。
体調が悪くなるのに無理しても良くないと。
それに、禁煙も今のところは順調なので、チャンピックスを飲むのをやめても大丈夫ではないかと。

でも、またタバコを吸いだす人も人もいるので気を付けるようにしてくださいね、ということで。

ちなみに、4回目の通院の日に測った呼気一酸化炭素濃度も4ppm
非喫煙者の数値となっている0〜6ppm内におさまっています。
通院3回目の呼気一酸化炭素濃度の写真画像

禁煙成功して約2年後の現在

自分がタバコをやめていることが全然イメージできなくて、たぶん、死ぬまでやめられないで吸い続けるんだろうな、と思っていたのに、禁煙外来でチャンピックスを処方され、なんと、僕は禁煙ら成功したのです。

そして、この2年近く、再び喫煙することなく過ごしています。

禁煙して半年の間とかは、目覚めの一服、食後の一服、トイレを促す一服、と、以前にタバコを吸っていたタイミングでやはり吸いたくなります。
仕事の区切りで一服、気持ちを切り替えるために一服、とか。

でも、吸いたくなっても、手元にタバコがないと吸わなくて過ごせます。

わざわざコンビニまで買いに行くのも面倒だし、
せっかく禁煙したのにまた吸うなんてバカバカしいし、
という気持ちの方が勝つのです。

なので、絶対に、家にもクルマにもタバコを置かないことです。

吸いたくなったときに、手の届くところにタバコがあれば、たぶん吸ってとしまうと思うので。

禁煙を決めて、禁煙状態に入ったら、タバコはそばに置かない、
残っているタバコは吸ってしまうか、捨ててしまうかするのがいいと思います。

そして、禁煙して1年以上経つ頃になると、タバコを吸いたいと思うことも格段と少なくなります。

でも、たまーに、食後とか、仕事に一段落ついたときとかに、「あー、吸いてー」と思うことはあります。

だけど、そう思うのも一瞬で、違うことに気持ちが切り替わっています。
吸いたい気持ちを意識的に切り替えるのではなく、自然と違うものへと切り替わっているのです。

タバコを吸いたいという思いに執着しなくなるのです。

禁煙外来のお医者さんには、禁煙が成功しても、飲み会の席などでアルコールが入ったときに、また吸いだしてしまうことがあるので気をつけてくださいといわれました。

飲み会の席に行くと、まだタバコを吸っている人に、「一口だけ吸ってみない?」と差し出されたときは、ちょっと吸って見せたりもします。
でも、以前みたいに美味しくないのです。
2年近くたった今では、美味しくないどころか、タバコを吸い込むと、はじめてタバコを吸った時みたいに、咳込んでしまうのです。

ここまでくると多分、もう大丈夫です。
タバコを吸うことはないでしょう、と自分で確信に近い感覚でそう思います。

毎月タバコ代に使っていた2万円近くのお金も、今では違うものに使えるのでお小遣いが増えたようなものまのです(^^;
ランチでちょといいものを食べたいときにも躊躇なく食べられたり(笑

それと、タバコの匂いもあまり好きではなくなりました。
タバコ臭いクルマに乗るのもあまり気が進まないですし、タバコ臭い部屋に入るのもイヤになりました。
タバコの匂いってこんなに臭かったのか、とタバコをやめるとよくわかります。

かといって、タバコを吸う場所が全然なくなりつつある現状は、なんか行き過ぎではないか、とも思います。
吸いたい人には、吸う場所を提供するようにもしてあげてもいいのではないかと。

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以上、僕の禁煙外来でタバコをやめられた経緯や経験などを書いてきましたが、もし、禁煙したいと思っていて、何度かトライしても禁煙に至らなかったという人は、一度、禁煙外来を受診するといいかもしれません。

気持ちだけでは禁煙に失敗しても、チャンピックスという禁煙補助薬の力を借りれば案外と禁煙ができてしまうかもしれません。僕がそうだったように。

歯磨きの時にオエッとすることもなくなりますし、
胃腸も調子よくなるみたいで、食べ物も美味しくなりますよ。
なのでちょっと太ってしまいますが(^^;
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